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【月の恋人-歩歩驚心:麗】2話 나례(儺禮:ナレ)ってどんなイベント?

こんにちは。夜が待ち遠しいhalmomです。

 

ちょっと振り返って2話に出てくる나례(儺禮)って儀式なんですが

どんなイベントなのか謎な部分があったので調べてみることにしました。

基本的には今の節分の元になった中国の『追儺(ついな)』という儀式がベースみたいです。だから鬼っぽいのがいるんだね

ただ、思ってたより調べるのが大変だったので、本当のところの歴史検証はふわっとしてます。

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■韓国のwiki

나례 - 위키백과, 우리 모두의 백과사

■日本の追儺wiki

追儺 - Wikipedia

 

ちなみに追儺に関してはこんな感じ。

 ※wikiより

儀式の概要

方相氏(ほうそうし)と呼ばれる鬼を払う役目を負った役人(大舎人(おおとねり))と、方相氏の脇に仕える侲子(しんし)と呼ばれる役人(特に役職は決まっていない)が20人で、大内裏の中を掛け声をかけつつ回った。

方相氏は玄衣朱裳の(ほう)を着て、金色の目4つもった面をつけて、右手に矛、左手に大きな楯をもった。方相氏が大内裏を回るとき、公卿清涼殿の階(きざはし)から弓矢をもって方相氏に対して援護としてのをひき、殿上人(でんじょうびと)らは振り鼓(でんでん太鼓)をふってを払った。

ところが9世紀中頃に入ると、鬼を追う側であった方相氏が逆に鬼として追われるようになる[1]。古代史家の三宅和朗はこの変化について、平安初期における触穢信仰の高まりが、葬送儀礼にも深く関わっていた方相氏に対する忌避感を強め、穢れとして追われる側に変化させたのではないかとしている。

 

で、韓国wikiの方の나례(儺禮)はこんな感じ

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나례(儺禮)は鬼を追い出す宗教儀礼の一つである。しかし鬼を追いやる方法として

呪力を使用せず祈りだけで追いやる方法と、呪力を使用し追いやる方法がある。

나례(儺禮)は後述の方法を使用する구나행사(驅儺行事)だが、高麗時代 正宗以降にに行われていたようだ。

 

で、どんな内容かというと順番に。

관상감(觀象監)の仕切りにより行われた나례(儺禮)を見てみると以下のようなことが行われている。

 제석(除夕) の前日の夜、昌徳宮と昌慶宮の庭にて行われる。

악공(樂工)の1人が창사(唱師)になり赤い服を着て仮面をかぶる

 

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この창사(唱師)ってのが多分これ。劇中だと창수(唱率)になってます。

字幕説明だとこの儀式で呪文を覚え雑鬼を捕まえる人とあります。

 

방상씨(方相氏):仮面あり:金色の4つの目開いた仮面をかぶり熊皮を被り槍を持ち木魚を鳴らしながらお互いについたり受けたりを繰り返す

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目も4つ

wikiにある時の儀式だと熊皮ってありましたが、むしろ창수(唱率)が着てたから私の翻訳が間違えてるのかも。

字幕説明によると儀式にて雑鬼を捕まえる代表的な神とあります。

ちなみに目が4つあるのは、四隅に蔓延る鬼を追い出すという意味からだそうです。 

劇中では本当は、정윤(正胤) 왕 무(王武) ですが、中身はワン・ソ ※入れ替わってます。

  

지휘자(指揮者)5名:赤い服:仮面あり:絵の描かれた帽子をかぶる。 

 

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多分これが他の皇子達の役かな。でもなんか意味が違うから別なのかな?

진자になってますね。字幕説明だと儀式を遂行する皇子達と黄門子弟たち

 

판관(判官) 5名:黄色の服:仮面あり:帽子をかぶっている

荒神조왕신(부엌신)4名:青い服:仮面あり:帽子を被り목홀(木笏)を持つ

소기(小妓) :女性の単衣:仮面あり:チマチョゴリは紅緑色の長い간당(竿幢)をつける

 

 このあたりはいたりいなかったりですね。黄色の人はいました。

他にもいるんですが、ここでは割愛します。

登場人物はこんな感じ

続いて、儀式がどう進むかというと

 

 창자(唱子)が「갑작(甲作:神名)は凶悪なものを喰らい、필위(神名)は虎を喰らう(省略)もしも貴様らが急がず遅れるならば 最後の者は彼らの獲物になるだろう」と大きな声で叫ぶと진자は「去るつもりだ」と頭を下げ罪を認める

この時全員がプク(太鼓)とチェグム(打楽器)を鳴らしながら唄い鬼たちはとうとう捕まる

 

と、ありますが、ドラマではどうでしょうか。

 

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 さっきの文言がドラマだともっと長いです。第3皇子のワン・ヨが言ってると思います。途中までは一緒だったけど微妙に違いました。

ちなみに追儺の呪文はこれ。

(翻訳してあるので、原文の意味とは違うかもしれません。)

 

甲作は邪悪な物を喰らい、胇胃は虎を食らう、雄伯は鬼を喰らい、騰簡は縁起の良くないものを喰らい、は過ちを喰らい、伯奇は幻想を喰らい、強梁祖明は二人で書に寄生する妖を喰らい、委随は觀を喰らい、錯断は巨を喰らい、博奇騰根は虫をを喰らう。

おおよそこの十二神に頼み、凶悪なもの追い出すために貴様を脅かし捕まえ、腰の骨折り、貴様らの肉を裂き、内臓を抜こうとするだろう。貴様らの中で急ぎいかず最後をついていく者は十二神の獲物となるだろう」 

太字のところは十二神の名前です

 なんかwikiでの記述とは結構ちがうのでドラマの中の儀礼は追儺のほうが近いかな。창사(唱子)と방상사(方相氏)の役割が追儺のほうが近い気がします。

 wikiの儀礼がどの時代のものかわからないのでドラマの歴史考証がどうなってるかまではわかりませんが、この儀式が始まったのが史実では第3代国王 定宗(ワン・ヨの別名)の時みたいなので、本当はまだ行われてないらしいので中国の追儺の原型に近かったのかもしれませんね。

 

 ドラマでは、この儀式の最後に呪文を창사(唱子):第3皇子ワン・ヨが唱えると鬼が去る流れのはずがさらに鬼が増え攻撃してくるので異変に気付くという流れですね。

 

ちなみに。日本ではこの鬼を追いやる方相氏がなぜか最終的には追いやられる方になり、節分の鬼の役になってしまったらしいです。なぜだ!?かわいそうな方相氏!

 

 

 

 儀式の概要方相氏(ほうそうし)と呼ばれる鬼を払う役目を負った役人(大舎人(おおとねり))と、方相氏の脇に仕える侲子(しんし)と呼ばれる役人(特に役職は決まっていない)が20人で、大内裏の中を掛け声をかけつつ回った。
方相氏は玄衣朱裳の(ほう)を着て、金色の目4つもった面をつけて、右手に矛、左手に大きな楯をもった。方相氏が大内裏を回るとき、公卿清涼殿の階(きざはし)から弓矢をもって方相氏に対して援護とし