【月の恋人-歩歩驚心:麗】5話 ウクがヘスに渡した詩の訳
こんにちは。halmomです。
結局ドラマからしか勉強できない私。
今回は本国ではどんどん視聴率が下がっているんですが
私はめちゃハマりしてる「月の恋人 麗」の5話に出てくる詩を分析してみようかと思います。基本ソが好きだけど、ウクの…いやカン・ハヌルの表情演技にメロメロです。
前提の設定として、第8皇子のワン・ウクが妻の従兄弟であるヘスに秘めた気持ちをこっそり伝えようと?して書いた漢詩です。
ただ、ヘスは中身が現代女性なので漢詩は読めるわけもなく困っていると、そこに第13皇子がやってきて詩を読んでくれます。
버들은 부르고 강물은 장장한데 강가에 사내는 좋아 노래를 불고
동쪽엔 햇빛나고 서쪽엔 비내리니 맑음이 없는 줄 알았는데 그래도 맑음이 있었네.
柳が揺れ 河はどこまでも続いているのに
川辺では男どもが楽しく歌を歌っている
東に太陽が昇るが、西には雨が降っている
晴れることなどないと思っていたのに、このように晴れるとは
と、表面的な意味を訳すとこんな感じかなぁ?
当然そんな普通の詩をこの状況でウクがヘスに渡すわけがないので、他の意味があるんですがヘスにはそこまで伝わってません。芸に通ずる13皇子ペガが勘付いて、ヘスがいない時に説明してくれるんですがどうやら恋に目覚めた男の揺れる心を詠ってるらしい。
つまりヘスに揺れてるyo!って詩ってことで。
んですが、セリフの中だとそこまで突っ込んだ意味の説明がなくてどうにもこうにも気になっちゃたので 調べましたよ!
もともと中国の劉禹錫(西元772年~西元842年)という人の竹枝詩がベースみたいです
原文:
楊柳青青江水平
聞郎江上唱歌聲
東邊日出西邊雨
道是無晴卻有晴
似たような意味のようですが、調べてみるとちょっと違いました
もともとこの詩を調べてる方がいたのでそこから予想するに
柳は青々とし、河はどこまでも穏やかに流れゆく
河辺には男どもが恋の歌を詠っている声が聞こえる
東の空からは日が昇るのに、西の空には雨が降っている
わが道は晴れぬのであろうか それとも晴れるのであろうか
わが恋を占うことは難しい
はっきりと恋の歌らしいです
というのも中国語だと『晴』の発音と『情』の発音が同じらしい
そもそも竹枝詩というのが何かはわからんかったけど少しはすっきりしたかな??
追記:「晴」が「情」に変わるので「晴れることなどないと思っていたのに、このように晴れるとは」の部分が「情はないと思っていたのに、情があったのだな」に変化するのを忘れてました。あと竹枝詩は愛情詩だって
しかし、このドラマ。ドラマの中だとそういう意味まで深くはつっこまないので
どうやら結構難しいって話が出てるみたい。視聴者が置いてかれてるんかな?
でも、中国での放映も意識した詩だったのかもねー
深読みしすぎ???
しかし、ウク。絶対伝える気ほぼないように見せかけて、伝える気満々だな。