【月の恋人-歩歩驚心:麗】5話 ヘ・ス、王健に初対面
こんにちは。halmomです。
ハマってる時の原動力とはすごいもので、水木ドラマそっちのけで記事を書いています。w見なきゃ…
今日は5話の王建との初対面のシーンから。
歴史もの特有の仕草やら、文言がたっぷりなんですが
私がそもそも歴史ものがあんまり好きではなかったので、ここら辺の知識がかなり薄いです。
多分私以外にもそういう人いるかも。と思ったのでこのシーンを細かく見てみます
皇后ファンボ氏(ワン・ウクとヨナ姫の母)とユ氏(ワン・ソの母)がお茶を飲んでいるところへ第8皇子ワン・ウクとへ夫人、へ・スが세육체(石けん)を持ってやってきます。皇后ファンボ氏は贈り物を喜んでくれるんですが、ユ氏がわざわざ嫌なことを言って空気がチリリっとした時そこに王様である王健(ワンゴン)がやってきます。
へ・スは歴史上の人物に会ったことでめちゃくちゃ不思議な気持ちになって王健を凝視w
王健は、そんなへ・スに第10皇子ウンを殴ったことを問いただしにやってきたようです。
王健(ワン・ゴン):황자의 면상에 흉을 내다니 장난이 도를 넘었어.
예쁘고 귀여운아이가 어찌
へ・ス:죽을 죄를 졌습니다
王健(ワン・ゴン):짐이 두려워냐?
へ・ス:[정신 자려 폭군은 두려움으로 살고 선군은 덕을 먹고 산뎄어.
페…페하께서…선군이셔서 무섭지는 않습니다…
王健(ワン・ゴン):…선군…어째서 짐을 선군이라고 생각하지
さらに緊張感が走る
王健(ワン・ゴン):고작 입에 빨리 나와부로 자리를 피할 생각이었어.
へ・ス:…제발제발제발제발제발 생각해내 생각해내야해.!
삼…삼국을 통일해 나라를 세워셨구요.망한 나라 사람들도 차별 없이 넢은 자리로 주셨습니다…그리고… 그리고…더… 아!아! 발해!발해!발해가 사라졌서도 끝 까지 의리를 지키셨고.그렇니까 선군이십니다.
王健(ワン・ゴン):...
- 면상 面相 顔ってことですがこの表現なのは史劇だからかな?
- 짐 朕 王様の一人称 一瞬「荷物」かと思って意味がわからんかった
- 죽을 죄를 졌습니다! よく聞く文言!直訳だと「死ぬ罪を犯してしまいました」だけど大袈裟に言ってるだけなので要はすみません(最上級)ってことだと思う。現代劇でもたまに言ってるよねー
- 폭군은 두려움으로 살고 선군은 덕을 먹고 산다 「暴君は恐怖を食べ、聖君は徳を食べる」 面白い文言なので調べてみたけど、それらしいものは見つけられず。どこの言葉なんだろね?
- 고작 せいぜい、精いっぱい、たかだか
王健(ワン・ゴン):皇子の顔に傷を付けるとはふざけるにも度を超えている
可愛い幼い娘です。そのようなことはするわけが…
へ・ス:大変申し訳ありません!
王健(ワン・ゴン):我が恐ろしいか?
へ・ス:[しっかりしなきゃ 暴君は恐怖を食べて生きて、聖君は徳を食べるって言うじゃない]
へ…陛下は聖君であられるので…怖くはありません
王健(ワン・ゴン):聖君…なぜ私を聖君だと思うのか?
…
王健(ワン・ゴン):せいぜい口からでまかせを言いこの場を避けるつもりだったな
へ・ス:[…お願いお願い 思い出せ!思い出さなきゃ!]
三…三国を統一し、国をお造りになられました、滅びた国の人々を差別なく要職に登用されました、それから…それから…あ!渤海!渤海!渤海が消滅した時も最後まで義理を通されました。
ですから…聖君であられます…
…
結局これで王建はヘ・スのことを気に入り褒美にペルシャからの毛皮のコート?までもらえることに。
ヘ・スは心の中で、中学校の時の歴史の先生に覚えてさせられて嫌がってごめんなさい!と大感謝してましたwかわいい
ワン・ゴンも痛くお気に入り
そしてユ氏は面白くなさそう。この顔w
ヘ・スの後半のセリフに出てくる王建の大きな功績ですが、これも事前知識がないと理解はできないよねー。
私は馴染みがない箇所があったので整理。
- 三国を統一
王建、正しくは太祖王建 (태조 왕건)
ドラマの舞台は高麗時代ですが、その前は百済、高句麗、新羅の三国に分かれていました。
その後、唐の力を借りて百済、高句麗を新羅が支配していたのですが、徐々に衰退し各地で反乱が起こるようになっていました。
高句麗では、弓裔(クエイ)という人が後高句麗を建国して統率をとっていたのですが、その弓裔(クエイ)が後々自分は弥勒菩薩だ、など言い始め暴君化したので、弓裔の有力な部下だった王建が担がれここで「高麗」が建国されます。
その後、後百済に追いやられてた新羅の豪族と同盟を結び、後百済も色々大変だったんですが最終的には統一されます。
ということで、超ざっくり言うと「百済、高句麗、新羅を統一し高麗を建国した人」
ってことです。この建国の時に各地の豪族と婚姻をすることによって国内の地盤をより強固にしていたようです。なので、夫人が6人で息子が25人と娘が9人いたことが記録されてるそうです。今回のドラマでは9人(息子8人娘1人)ですが、1クラス分くらいいたんですね。
建国の話は別にドラマになってるようなので、興味がある人はこちらで
- 滅びた国の人々を差別なく要職に登用
後百済のことかと思ったんですが、wiki先生によるとむしろ後百済の人の登用は嫌がったと書いてありました。というのも、後百済の内紛で父子が対立していたことが儒教的考え方からは許されなかったためだそうです。
ということは、新羅の人を登用したってことかな?ちょっとここはわからなかったので継続して調べてみます。
- 渤海が消滅した時に義理を通した
高麗は「高句麗」を復興することを目標にしていたので過去「高句麗」に従属していた渤海にも思い入れがあったようです。
ですが、渤海は当時『唐』が宗主国でした。ところが、『契丹(遼)』による侵攻により崩壊。それでも太祖王建は遺民の受け入れや植民に尽力し、国内の発展と復興にも努めたそうです。
また、渤海を滅ぼした契丹(遼)に対しては厳しい態度を取り続け太祖王建の死後も子孫に守るべき「訓要十条」の中にも『契丹人は蛮族だから付き合うな』と書くほど怒ってたみたいです
と。こういった政治的な感覚や知識がへ・スにあるとわかって
ただの乱暴で無知な娘ではないことがわかった。って感じかな。
しかしここのへ・スも可愛いし、周りの緊張感も面白いし辛い5話の中ではいい息抜きでした。